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2015年7月7日
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ニューホライズンズ、冥王星へ

 アメリカ航空宇宙局(NASA)が2006年に打ち上げた探査機「ニューホライズンズ」が、今月14日、いよいよ冥王星に最接近します。


赤茶色の準惑星

 冥王星は、2006年8月に開催された国際天文学連合・総会にて、「惑星」から「準惑星」の分類に正式に変更されました。ニューホライズンズは2006年1月に打ち上げられていますので、打ち上げ後に「惑星探査」から「準惑星探査」に変わった、ということになりますね。


 探査機「ニューホライズンズ」が観測したカラー画像から、冥王星が赤茶色をしているすがたがはっきりと見えてきました。太陽系のメンバーで赤い星、と言えば火星が挙げられます。火星が赤く見えるのは、表面の土に含まれている酸化鉄(いわゆる赤さび)が多いからです。しかし冥王星の赤茶色はまた別の理由で、冥王星の大気や地表にあるメタンに宇宙線や太陽からの紫外線が作用して炭化水素分子(ソリン)が形成されているからだと考えられています。


冥王星の地表をとらえた白黒画像(左)とカラー画像(右)を合成している(中央)

Credits: NASA/JHUAPL/SWRI


 詳しくはNASAのホームページ(コチラ)をご覧ください。


 ニューホライズンズが冥王星に最接近するのは、7月14日。冥王星のさらに詳しいすがたや冥王星の衛星カロンの詳しい観測に、期待しましょう☆

2015年4月4日
皆既月食を見よう!

2015年4月4日は日本全国で皆既月食が見られます。

※大阪は残念ながらべた曇りで、月明かりさえ見られませんでした。残念・・・!

 次回は3年後、2018年1月31日です。その時にまた晴れることを祈って・・・!


月食ライブ中継

 当館の学芸補助スタッフでもある京都大学の鈴木氏が、沖縄県の南大東島で皆既月食のようすを撮影する予定です!月食当日、当館で開催予定の特別天体観望会が曇天・雨天のため中止になった場合、鈴木氏撮影の写真を借りて、このページに月食写真を表示します。


※南大東島からの月食中継は、終了しました。

 ご覧いただいた皆さま、ありがとうございました!


■魚眼レンズで撮影した月食のようす

 月食では、月が欠けるだけではなく月明かりがなくなります。そのため街明かりが少ない場所では、月が欠けていくにつれて、空が暗くなり、だんだんと星が見えてきます。魚眼レンズで撮影すると、空の明るさの変化をとらえることができます。(※写真では月は白く大きく写っています)

皆既月食のライブ画像(魚眼レンズ)


■望遠レンズで撮影した月食のようす

 月食でだんだんと月が欠けていく様子を撮影しています。写真では欠けた部分は黒く見えていますが、実際は暗い赤色に見えています。皆既の状態になると、月全体が赤黒くなります。

皆既月食のライブ画像(望遠レンズ)


月食とは?

月食のしくみ

 月食とは、太陽-地球-月がこの順番に一直線にならんだときに、月が地球の影にかくされる現象です。すべてかくされる月食を「皆既月食」、一部だけかくされる月食を「部分月食」といいます。今回は、月が完全に地球の影の中に入ってしまう「皆既月食」です。


いつ見える?

 大阪では東の空に月がのぼり始めたころ、19時15分くらいに欠け始め、すべて欠ける皆既となるのは20時54分~21時06分ごろ、月食のおわりは22時45分ごろです。皆既になると、月が地球の影にすっぽり入ってしまうのでまったく見えなくなりそうですが、実際には赤っぽく暗い色の満月を見ることができます。


大阪での月食の見え方


ご参考に...

大阪市立科学館のホームページ【天文・宇宙の話題】の中で、「2015年4月4日、皆既月食を見よう!」のページに、月食にまつわるさまざまな情報を掲載しています!ぜひ、参考にしてくださいね☆