壮大なX線ジェット

  アメリカのX線観測衛星チャンドラ(Chandra) が長さ80万光年(!)という壮大なX線ジェットを観測しました。 80万光年というのは私たちの銀河系の直径の8倍にもなる長さです。 このジェットは「がか座A」という電波銀河の中心にある巨大ブラックホールから出ています。 ジェットの先端には明るく光る点がありました。その明るさから、予想をはるかに上回る 高エネルギーの粒子がジェットの中に存在していて、星間物質とぶつかっていることが 示唆されます。おそらくジェットの高エネルギー粒子は光速に近いスピードにまで加速 されていると考えられますが、どのようにして光速近くまで加速されるのかはまだよく 分かっていません。
本文は
http://chandra.harvard.edu/press/00_releases/press_060600pic.html
です。


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