火星には液体の水がある!?

   NASA(アメリカ航空宇宙局)は22日、火星に今も液体の水が存在する証拠を見つけた、と発表しました。
   これは、火星探査衛星マーズ・グローバル・サーベイヤーに搭載されている高分解能カメラの成果です。 このカメラによって撮影した火星表面に、つい最近流れ出した水によって作られたと見られる地形があった、というのです。 40億年ほど前には火星にも水(海)があったことがわかっていますが、現在の火星には見られません。 その水がどこに行ったのかは分かっていません。今回発見された「液体の水による浸食地形」は30°〜70°と比較的高緯度の 地域にあります。水は火星の地下に氷として保存されていて、最近何らかの原因で融け出したもの と考えらます。
  液体の水の存在は生命存在において欠くことの出来ない必要条件です。 NASAのワイラー博士は 「火星における液体の水の発見は、今日でさえも火星に生命が存在する可能性を示唆するもの である」と、その発見の重要性を語っています。
本文は英語ですが、
http://www.msss.com/mars_images/moc/june2000/
にあります。


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