カッシーニ、長旅の途中

木星のスナップショット

  アメリカの惑星探査機カッシーニが土星までの長旅の途中で木星の写真を撮りました

(原文は英語ですが、 http://www.nasa.gov/yesterday/fullstory/fullstory-10-5-00-cassini_jupiter.htmlをご覧ください)。

  撮影日は10月1日で、木星からの距離は8400万キロメートル。青い光だけを通す特殊なフィルターを用いて撮影しました。木星には縞模様があります。その縞模様がはっきりと写っています。
  木星の大気がどのような成分からなり、どんな構造をしているか、どうして成分が混ざり合わずに模様ができるのか、いまだに分かっていません。
 今回カッシーニが撮影した木星の写真では、アンモニアや氷の粒が多いところは明るく、青い光を吸収してしまうところは暗く写っています。青い光を吸収する大気成分が何なのかは不明です。木星の大きな台風(大赤斑)も暗く写っていて、アンモニアや氷の粒が無いことが分かります。

   カッシーニは旅を続け、2004年7月に土星に到着する予定です。

※  木星は現在(10月上旬)、午後10時くらいに東の空に昇ってきて一晩中見えています。とっても明るいのですぐに分かると思います。夜中に空で一番明るく見えているのが木星です。ご覧になってみてください。

  


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