鳥頭銀河 NGC6745

  銀河同士の衝突はおもしろい形を作り出します。

  NASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙望遠鏡科学研究所 「宇宙遺産」プロジェクトチームはハッブル宇宙望遠鏡を使って、 餌をついばむ鳥のような形をした銀河を撮影しました。 この銀河はNGC6745で、写真右下に見えている"えさ"に当たるのは、 この銀河と衝突した小型の銀河です。NGC6745はもともとは私たちの銀河系の ような普通の渦巻き銀河でした。
  小型の銀河が通り抜けた跡("鳥頭"のてっぺんからくちばしにかけて) が青白く光っています。 これは銀河の衝突によって新しくたくさんの星が生まれているからです。 鶏は3歩歩くと物事を忘れてしまう、といいますが、 衝突銀河もしばらくすると(「しばらく」といっても10億年ほど)衝突前の 形を忘れ、別の形の銀河に変わります。

原文は英語ですが、
ハッブル宇宙望遠鏡ニュース
をご覧ください。

※衝突銀河と、その重要性に気付いた最初の天文学者アープについては、 プラネタリウム「アープの世界」を投影中です。

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