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壱万円の数え方(その2)
  2000年7月、2000円札が発行されました。 これで現行の日本銀行券(貨)は10000円札、5000円札、2000円札、1000円札、 500円貨、100円貨、50円貨、10円貨、5円貨、1円貨、の10種類になりました (新500円貨が導入されましたが、旧500円と区別はしないことにします)。 これによって、壱万円の数え方はどうなったでしょう?
  まず2000円札が出る前の数え方を見ておきます。
  千円までで考えると1万円の組み合わせは

(一万円、五千円, 千円) = (1,0,0)、(0,2,0)、(0,1,{5,4,3,2,1,0})、(0,0,{10,…,0})があります。 これを5円まで拡張していくとなんとなく法則性が見えてきて、 結局一万円の作り方(組み合わせ)総数N10000は下の式のように表せます。

N10000 = 1+ Σ2n=0Σ5nn=0 Σ2nn=0Σ5nn=0Σ2nn=0 Σ5nn=0Σ2nn=0

これを筆算で計算したところ、

  N10000= 181億5517万1409通り

との結果が出ました(細かい数字は間違っているかもしれません)。 パソコンなら一瞬で計算出来ます。
  

さて、では2000円が入るとどうなるか


実はまだ計算していません。 千円以上で1万円を作る時、2000円札が無い場合 は19通り、2000円札を使うと50通りになりますので、概算では 2.5倍ほどになることが予想されます。 2000円札のお陰でサイフの中身も2.5倍になったらいいんですがね・・・。





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