----------------------------------------

オーストラリアの星
  オーストラリアの国旗について 先日質問がありましたので調べてみました。
  

オーストラリアの国旗にある星はなんですか?


  右に見えているのは南十字星(みなみじゅうじ座)です。 ではユニオンジャックの下にある大きな星は何を表しているのでしょう。 オーストラリアは南半球にありますので、北極星ではありえませんよね。 Australian National Flag によるとこの星は「連邦の星」といって、1901年にオーストラリアがイギリス連邦から独立して 一つの国になったことを表しているのだそうです。 普通の星型(★)と違ってトゲが7つあります。 7つのトゲを持つ星は6つの州(南オーストラリア、クイーンズランド、ビクトリア、ニュー・サウスウェールズ、タスマニア、西オーストラリア) と首都特別地域、北部準州など州以外を含めたオーストラリアの領土全てを表しています。 ちなみにニュージーランドの国旗も良く似ていますが「連邦の星」がありませんし、星は普通の★です。

  ところで南十字星はいつ見えているのでしょうか?
  シドニー(南緯35度)では南十字星は天の南極を回る周極星(一年中見える星)になっていますが、 旬(夕方から宵かけて旗と同じように直立して見える時期)は5−7月です。 この頃南半球は冬なので防寒具が必要です(ニュージーランドに旅行した人の話によると 南十字星を喜んで見るのは旅行者だけだそうです)。

▲ 日没後1時間〜2時間の南十字星の見え方(シドニー)
日周運動によって1時間で15度時計周りに動きます(2、3、4月では真夜中になれば南十字星が直立します)。 同じ時刻で見ると1ヶ月で30度時計周りに動いています。

2005.3.13改(石坂





【その他】の話題
科学あれこれ
ホームページへ

----------------------------------------