火星接近!

火星の見方、見つけ方

  梅雨時ですが、火星が今見ごろとなっています。

探査機が撮影した火星
赤っぽいところは火星の砂漠です(火星の砂には鉄サビが含ま れているため赤く見えます)。 火星の南北極がドライアイスや霧のため白く見えています。


2001年6月下旬午後9時ころの南の空の様子

  午後9時すぎに南東の空を見ると、ひときわ明るく大きく赤く輝く星があります。 それが火星、地球の外側を回る太陽系第4惑星です。
  今年6月22日にはその火星が地球に最接近します。 太陽の周りを1年間で一周する地球と、約1年10ヶ月かけて一周する火星は、2年2ヶ月ごとに近づきます。 火星の軌道は地球の軌道に比べてかなりひしゃげているので、同じ「接近」といっても、 その距離は毎回大きく異なります。

  今回の接近は次回2003年の大接近にはおよびませんが、 最近10年間では最も近い6734万km(地球と太陽の距離の半分以下)まで接近する「準大接近」です。
   接近のときは火星がとても大きく見えますし、空を見ればすぐにわかりますので、見つけてみましょう。

※火星の見どころについては 星空の連帯もお読みください。

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