見えたぞ木星食

2001年8月16日記

先日の記事でご紹介した木星食ですが、近畿地方など西日本は晴天に恵まれ、多くの地域で観察ができたようです。

大阪市立科学館では市内でスタッフが状況を見守りました。下の写真は住吉区からの観察で、双眼鏡にデジタルカメラをのぞかして撮影したものです。左が月にかくれる直前で3時1分撮影、右は現れたところで3時54分撮影です。クリックすると大きくなります。

03h01m09s.jpg (12312 バイト)03h54m14s.jpg (14099 バイト)

 

 

こちらは、科学館の屋上にある50cm望遠鏡で撮影した木星がかくれるところです。木星がだんだん月に沈んでいくようすで、デジタルビデオの動画から静止画を作りました。
注:木星が大きくなっているのは、ズームアップしたからです。また月が一部分しか見えないのは、望遠鏡でのぞけるはんいが限られているからです。

jup50iu1.jpg (105876 バイト)jup50iu2.jpg (104859 バイト)jup50iu3.jpg (106077 バイト)

下の左は、同じ科学館の10cm小型望遠鏡で撮影したもの、右はデジタルビデオのズーム機能だけで撮影したものです。けっこうよく写るのがわかります。
注:向きが逆さまになるのは、天体望遠鏡で星を見るときの特徴です。構造をかんたんにするためです。

jup50oum1.jpg (103330 バイト)vtecl.jpg (107522 バイト)

なお、次回、大阪で夜に見られる木星食は、33年後で2034年10月26日の夜中の1時ごろにおこります。夜でなくてもよければ(望遠鏡で見えるのは)2009年2月23日にも起こります。ただし観察には今回と違い、望遠鏡が必要となります。


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