ガリレオ探査機

最後のミッション

   1989年10月に打ち上げられた木星探査機ガリレオが最後のミッションに向かいます。

  NASAのガリレオ探査機は当初の計画をはるかに超える7年間の木星探査を行ってきましたが、 いよいよ観測機器の劣化が激しくなってきたため、最後のミッションに向かうのです。 それは、木星に突入する、というもの。 木星への衝突コースに移るため、木星に最も近い衛星であるイオへのフライバイを行い ました(イオの100km上空というギリギリのコースでした)。

  当初はエウロパという衛星に衝突させる計画でしたが、エウロパには海があり、 生命がいる可能性も無いとはいえない、ということがガリレオ探査機の活躍によって明らかになって きましたので、探査機の墜落がエウロパの"生命"に影響を与えてはいけない、ということで計画を変更して木星に突入することになったのです。
  突入予定は2003年9月です。

※原文は英語ですが NASAジェット推進研究所のホームページをご覧ください。

また、科学館のプラネタリウムでもガリレオ探査機の活躍を扱っています(2月28日まで)。こちらもごらんください。
記:2002.2.1

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