アナレンマ |
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「太陽は正午に必ず真南にくる」YESかNOか?答えはNOです。地球がだ円軌道を描いて太陽の回りをまわること、地軸が地球の公転面に対して23.5度傾いていること、 これらがあわさって、同じ時刻で見たときの太陽の位置は「8の字」を描きます。 同じ12時でも、太陽は真南にこないときが多いのです。 これを「アナレンマ(analemma)」といいます。 昼が一番短い冬至の日に、日の入りが最も早く、日の出が最も遅くなるわけではないこと、 春分の日の出入りが6時よりも後よりにずれていることも、同じ理由です。 アナレンマの写真を撮るのは、1年中同じ場所、同じ時刻に同じフィルム上に感光させないといけないため、 たいへん根性がいります。 この写真はギリシャのAnthony Ayiomamitis氏が2002年1月〜12月に撮影した、たいへん珍しく、美しいものです。 原文は英語ですが、 WWW.PERSEUS.GR Astronomy Picture of the Day をご覧ください。 2003.1.9記 |