木星の衛星数 >52

木星の衛星数が52を超えた!


木星  400年前、ガリレオ=ガリレイが初めて望遠鏡で木星を観察した時、発見された木星の回り をまわる衛星は4つでした(「ガリレオ衛星」=イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)。

 それ以後、望遠鏡の発達とともに、発見される木星の衛星数は増え、2002年5月には 39個となっていました。

 そして最近、ハワイ大学のスコット=シェパード氏が新たに4つの衛星を発見し、 現時点で発見されている木星の衛星数は52となりました。
 今回発見されたのはいずれも逆行衛星(衛星の公転方向が木星の自転方向とは逆行している)で、 大きさも1〜2kmと、とても小さいものです。ガリレオ衛星のように、木星と一緒に形成されたものではなく、 後から木星の引力によって引き寄せられた小惑星なのかもしれません。

 いずれにせよ、今後も新しい小さな衛星が発見されて、木星の衛星数はさらに増えていくことでしょう。

※木星は2003年3月現在、午後8時くらいに頭の真上で、とても明るく見えています。

2003.3.18記

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