月と火星のランデブー2003年9月9日

2003年9月9日、火星と月が"大接近"

2003年9月9日の月と火星  大接近して明るく見えている火星が2003年9月9日20:35(大阪)、月のスレスレとなりに並びました。
 もちろん、これは月が地球を公転していることによって起きる、空での見かけの現象ですが、一番接近したときの月と火星の離れ具合は たったの5分角(月の直径の6分の1!)、くっつかんばかりです。 満月前の月がたいへん明るくて、一番近づいた午後8時半ころには肉眼では火星は見つけにくかったかもしれません。
 ちなみに、この時の地球−火星の距離は5775万km、明るさは−2.7等、視直径は24″です。
 大きく写っている月のクレーターはチコ、火星の南極冠(右下の白い部分)も辛うじて見えています。

※参考
 ・2003年9月9日20:17の火星と月(全体像)
 ・2003年8月27日の火星
 ・2003年8月24日の火星
 ・2003年8月20日の火星
 ・2003年7月26日の火星

★撮影データ

科学館50cm望遠鏡(fl:6000mm) + Nikon D100
ISO800相当 直焦点撮影 露出1/400秒
撮影時刻:2003年9月9日20時30分
撮影:飯山青海(科学館学芸員)

2003.9.9記

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