犬も歩けば・・・杞憂?

インドで隕石落下による死亡事故が発生

 2003年9月27日、インド東部のオリッサ州(カルカッタの南西250km)で隕石落下による死亡事故が発生しました。 広範囲に隕石が落下し、20人以上が負傷、数軒の家屋が破壊された模様です。
 落下時には大火球が空を横切るのが目撃されており、上空を通過した時、家の窓ガラスがビリビリと震えたそうです。

 地球には総計で毎日100t以上のチリ(流れ星)が宇宙から降ってきていますが、大半はコブシ大よりも小さく、 隕石が地上まで到達して死亡事故が発生することは非常に稀です。

 記録に残る"死亡事故"としては、1911年エジプトで、 犬が悪い時に、悪い場所にいたために命を落としたものがあります。 70年後、その隕石は火星から来たものであることが分かりました。 火星からやってきた隕石に、たまたま当たってしまった犬は"Every dog has its day.(犬も歩けば棒に当たる)"といえるのでしょうか・・・

※隕石の落下を目撃したり、拾得したりした方は、大阪市立科学館学芸課の飯山(06−6444−5184)までご連絡ください。 よろしくお願いします。

2003.10.2記

【天文・宇宙】の話題
科学あれこれ
ホームページへ