大阪市内(科学館)でニート彗星をとらえた

 各地で肉眼で見えると報告されている「ニート彗星 (C/2001 Q4)」ですが、 大阪市内では見るのは非常に難しい状況です。しかし、それでも科学館からなんとか撮影することに成功しました。

 写真中央やや下にぼんやり見えているのが彗星で、上に二つ見えているのは、かに座の星です(下の星図も参照してください)。

 ニート彗星は、今後だんだん暗くなりながら、写真の上の方、おおぐま座の方向へと移動していきます。

 上に書いたように、大阪市内で肉眼で見るのは、かなり難しいです。レンズの直径が3cm以上の双眼鏡をつかえば、比較的はっきりと見ることができますが、それも1週間くらいのことでしょう。

★撮影データ

撮影時刻:2004年5月14日20:00
撮影機材:Nikon D100+ Noct Nikor 58mm F1.2→1.4
撮影条件:露出:1/1.3秒
撮 影 地:大阪市立科学館屋上(大阪市北区中之島)
撮 影 者:飯山青海(科学館学芸員)

下の説明図は、ステラナビゲータ Ver.5で作成

2004.5.15記


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