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『色はどうして出るの』

西本吉助・綿谷千穂
裳華房 ポピュラーサイエンス1,500円+税
現在、科学館の化学サークルで活躍されている西本先生による本。色が出るためのミクロの世界、例えば私達が目にするさまざまな色はどうして出てくるのか、光とは何かなどの疑問を量子化学的な手法を用いて解説しています。

といっても、教科書的な解説をするのではなく、大学に入ったばかりの女の子が先生や友達などと語り合う形式で話が進んでいき、合間合間に少し歯ごたえのある解説がちりばめられています。タイトル通り、色の出方を知りたい人や、量子化学って何だろうと興味を持った人への入門書として役立つでしょう。


なお、本書は2001年度の化学サークルのテキストともなっています。


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