『音のなんでも小事典』

日本音響学会
講談社ブルーバックス1150 798円+税
音は、もっとも日常的に認識できる物理現象です。また音楽を通して、私たちは様々な音と接していますし、木霊や反響、吸音などじつにオモシロイ現象にもあふれています。さらには、ミュージックシンセサイザーやパソコンのサウンドボードによって、自在に音を作ることすらできてしまいます。 本書は音について、それこそタイトル通り、なんでも入っている楽しい事典です。なかには「結石を超音波で破砕する」「お酒の味がよくなる?」といった話題もあり音の世界が実に豊かなことが実感できます。「自動翻訳電話」の話では、そうか、これも音だよね。と驚いてしまいます。
音楽ファン、物理好き、だけでなく色々な人が読むといい本ですね。読み切りの話がたくさんで、どこからでも読めます。本棚においておいて、ネタに詰まったときに持ち出すと役に立つとも思います。


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