「星の語り部 -天文民俗学の課題-」

北尾浩一 著
かもがわ出版/本体1,000円(2002年)
 星の民俗研究の第一人者である北尾浩一氏の、「星と生きる」に続く最新書です。ほんの数十年前まで、星の位置や動きを観察して生活に利用していた人がたくさんいました。本書は、そんな人々が今に伝える「伝承」を著者自らの足で集め、考察した本です。それらの「伝承」を見てみると、星の位置や動きから時間や天気、季節の移り変わりなど、様々な情報が得られる事がわかります。人間と自然とのつきあい方の原点そして多様性を感じることができる一冊です。


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