『流星と流星群』

長沢 工
地人書館 2000円+税
流れ星を見ると、今でも感動します。不思議なものですね。この流れ星は、宇宙の物質が地球の大気と衝突して発する1秒にも満たない光です。そして流星群というのは、ある決まった時期に多数の流れ星が同じ方向から飛び出すように流れる現象です。

ちょっと年輩の方なら1972年10月9日の「ジャコビニ流星群」というのを覚えていらっしゃるかもしれません。人気歌手ユーミンの歌にもあるこの現象は、実際は予想されたほどの流れ星が見えませんでした。その予想者が本書の著者です。
苦い経験をした著者ですが、本書ではその経験も生かしつつ、1998年11月17日に大出現が予想された「しし座流星群」を中心に流星現象について語っています。流星をまだ一度も見たことがないあなたにも、本書をオススメします。


科学の本だなへ
科学ニュース・トピックへ
ホームページへ