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『暦の科学』

山崎昭/久保良雄
講談社BLUE BACKS583 620円+税
暦というのは、身近でかつ規則的なようで不規則なところもあり、ふととらわれると、ずいぶんと気になるものです。昨今は非常に正確な時計や計算機が日常のものとなったため、ますます暦の微妙なところが気になります。春分の日や秋分の日が、その一例でしょう。
本書は、旧暦・新暦といった歴史的な話題から、現在使われているカレンダーと天文学の関係、暦を作る科学技術まで様々な知識がコンパクトにまとめられています。類書は多いのですが、記述の正確さとシャープさでは一番でしょう。何しろ安いのがいいですね。
ちょっと古いのですが、まだ本屋で入手できるはずです。暦のことで疑問に思ったら、この本を探してみて下さい。


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