★★★ 石 坂 千 春 自 己 紹 介 ★★★


 みずがめ座 〜その4〜 


4.みずがめ座の星

 みずがめ座の星の名前には「幸運」を意味するものが多いです。  
  • α星(3.0等)サダルメリク・・・「王なる幸運の者」
  • β星(2.9等)サダルスード・・・「幸運の中の幸運」
  • γ星(3.8等)サダクビア・・・「秘めたる幸運の星」
  • ε星(3.8等)アルバリ・・・「大食漢の幸運」
など。 これはみずがめ座に太陽があるとき、冬が終わり穏やかな雨期が始まることに由来するのだと考えられています。 みずがめ座は古代の人々にとって幸運をもたらす大切な星座だったのでしょう。

NASA, NOAO, ESA, the Hubble Helix Nebula Team, M.Meixner (STScI), & T.A.Recter (NRAO)  みずがめ座には有名な惑星状星雲NGC7293「らせん状星雲」があります。 太陽ぐらいの大きさの星が最期の時を迎えた姿です。 外層が膨張・拡散し、コアの部分が白色矮星になります。 星間空間に広がっていく外層はやがて新しい星を生む材料になっていきます。
 らせん状星雲は直径が約3光年。地球からの距離が690光年と近いため、満月の半分くらいの大きさに見えます。 ただ、とても淡い天体なので、見るためには望遠鏡や双眼鏡が必要でしょう。

 と、いうわけで、明るい星がなく、大阪の街中では形をたどるのは難しいですが、 秋になったら、みずがめ座を探してみてください。 もちろん、『三ツ矢』のマークを忘れずに・・・


おしまい・・・


参考図書:主婦の友社ポケット図鑑「星座」
       Allen "Star Names"


石坂千春のページに戻る

ホームページへ