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 小さな地球 〜生命と物質の循環〜

                  (地下一階アトリウム) 
 小さなガラス球の中に体長5mmほどの小さなエビ"オパエウラ"が生きています。

 2004年1月から飼育を始めていますが、ガラス球は密閉されていて水や空気は出入りしませんし、エサも与えていません。 なぜエビは生きていられるのでしょう?

 ガラス球の内側には"藻"がついています。
 藻は光合成を行い、酸素と有機物をつくります。 エビは藻が放出する酸素を呼吸し、有機物をエサとして食べます。 エビが出す二酸化炭素とフンは藻の栄養となり、この小さなガラス球の中に生命の火を保ち続けるのです。

 地球の場合も宇宙から水や空気が入ってきたり、食料が降ってきたりすることはありません。 生命と物質のバランスが成り立っているからこそ、地球は"生命の星"となっているのです。

 では、ここでクイズです:ガラス球の中でエビは増えることはありません。なぜでしょう?
  1. オスしかいないから
  2. 増えると共食いをするから
  3. 増えるとエサや酸素が不足するから

⇒答えはアトリウム「小さな地球」で!

※この展示で分かること:生命活動と物質循環、生態系のバランス、人間と地球環境の関係

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