はくちょう座 Cyg |
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はくちょう座.
天の川に浮かんでいるだけにさまざまな種類の天体があふれています.中でも,白鳥の首にあたるη星の近くにあるはくちょう座X-1というX線源はブラック・ホール候補の第一号に挙げられた天体で,5.6日周期の近接連星系となっています. 61番星は最初に年周視差が測定された星として天文学史上,大きな意義を有しています.1838年,ベッセルによって測定されました.5.2等と6等の2つから成る実視連星.第3体の存在も考えられています. SS星は矮新星(ふたご座U星が代表)と呼ばれる種類のなかで最も明るい星です.1年に数度,新星に似た爆発現象を起こします.やはり連星系です. V444はウォルフ・レイエ星を伴星とする食連星系.数少ないサンプルの一つです. V1500は1975年,デネブの近くに出現した新星.1.8等に達し,極めて明るい新星となりました.19等以上,増光しました.
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はくちょう座の神話 白鳥はある女性を誘惑するため変装して空を飛んできた神ゼウスの姿です.その女性が正確に誰だったかには諸説があります. |