ペルセウス座 Per |
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ペルセウス座.
漢字の人型に並んだ星たちで,カシオペヤ座からたどるとわかりやすいようです. カシオペヤ座との境界には二重星団h&χがあり,暗夜には肉眼で認められます. 悪魔を意味するアルゴルはペルセウスが退治した魔女メズーサの頭に位置する星で,その名のとおりアルゴル型変光星の代表です. 深くはっきりした第一極小(伴星が主星の前面を通過する)と浅いがはっきりした第ニ極小(主星が伴星の前面を通過する)が見えることが大きな特徴です. 1667年,イタリアのモンタナリが変光することに気づき,ジョン・グドリクが1782年から翌年にかけて詳しく観測し,2日と約20時間で規則的に変光していることを明らかにしました. これは2星が回転しあう連星系で食を起すために変光しているものですが,両星は近接しているため質量の交換があったり,それらを巡る第3体があったり,なかなか複雑な構造をしています. |
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ペルセウス座の神話 ペルセウスはゼウスとアルゴスの王アクリシウスの娘ダナエの間に生まれました.王は娘ダナエを,哀れなことに,誰も彼女に接することがないようにと地下牢に閉じ込めてしまいました.と言うのは,アクリシウス王は孫の手にかかって殺されるだろうというお告げがあったからです.娘が子どもを生まないことをはっきりさせることでしかお告げに対抗する手段はない,と考えたのでしょうが,王がいくら警戒しても神ゼウスによってそれは打ち砕かれてしまいました. その後のエイティオピアのアンドロメダとのやり取りなどはアンドロメダ座やケフェウス座の神話をご参照ください. |