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B5判 696ページ

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朝倉書店刊「天文の事典」(2003)

定価28,500円

天文学の最新の知見をまとめ,地球から宇宙全般にわたる宇宙像が得られるよう,包括的・体系的に理解できるように解説したもの。

〔内容〕宇宙の誕生(ビッグバン宇宙論,宇宙初期の物質進化他),宇宙と銀河(星とガスの運動,クェーサー他),銀河をつくるもの(星の誕生と惑星系の起源他),太陽と太陽系(恒星としての太陽,太陽惑星間環境他),天文学の観測手段(光学観測,電波観測他),天文学の発展(恒星世界の広がり,天体物理学の誕生他),人類と宇宙,など。

筆者は最後の章「人類と宇宙」の『2.天文学の普及活動』を執筆。項目は以下のとおり:
2.1 星空に親しむ
2.2 学校教育のなかでの天文学
2.3 プラネタリウムの役目
2.4 公共天文台の役目
2.5 アマチュア天文家の存在
2.6 星空を守る運動
2.7 何のために天文学の普及が必要か

 故磯部e三さん(1942-2006)が責任者となってまとめられた事典。筆者は1969年頃(高3)、磯部さんから惑星状星雲研究会の集録を送っていただいてからのお付き合いだった。彼が大阪・船場の生まれで、電気科学館は彼の遊び場だったことなどを聞いたが、東京の人だと思い込んでいて、ぴんとこなかった。1996年のスペースガード講演会に続いての本書が最後の接触になった。