なにわの天文・史跡めぐり



写真:住吉大社の大鳥居と太鼓橋


★住吉大社(住吉区住吉2。南海本線住吉大社駅下車すぐ)★
 大阪市内南部にある住吉大社は、古代にこの地にいた津守族が航海の神として祀っていた神社で、5世紀頃には大和政権の厚い信仰を受け、以後王権と結びつき発展しました。
 祭神は住吉三神(上筒男命、中筒男命、下筒男命)および神功皇后。現在では、航海の神としてだけでなく、軍事の神、和歌の神としても信仰されています。
この住吉三神の起源については、もともと海路を主宰する神であったとする説、津を司る長神としての津之男神とする説など諸説あり、未だ定説はありません。
 そしてその諸説の中には「オリオンの三ツ星説」があります。これは神の名にある「筒」つまり「ツツ」は、「ユフヅツ」(夕星。金星のこと)のヅツと同じで、星を意味しているということです。また航海の際、方角を知るためには星の観察が不可欠であったという点が理由とされています。
 この説については否定的な意見も多くありますが、ともあれ論争は未決着です。