なにわの科学と技術・史跡めぐり



写真:橋本宗吉絲漢堂跡碑


★橋本宗吉絲漢堂跡碑(大阪市中央区南船場3)★

 橋本宗吉(1763〜1838)は江戸時代後期の蘭学者。傘の紋描きを家業としていたが、幼い頃から記憶力に優れていた点を間重富と小石元俊(京都の医師)に見い出され、二人の援助により江戸の大槻玄沢のもとでオランダ語を学習しました。4ヶ月間の江戸での滞在期間の間に覚えた単語は4万語ともいわれており、彼の記憶力が高かったことを示しています。 帰阪後は、間や小石からの依頼に応じて蘭学本の翻訳を行なったほか、開業医をしながら蘭学塾「絲漢堂(しかんどう)」を開設し、西洋科学の研究・教育につとめました。彼はまたエレキテルの科学的実験も行い、日本の電気学の祖とも呼ばれています。