第3回 2007年7月7日
場所 研修室
参加者 10名
第3章 原子核の安定性に突入。テキスト 23〜28ページ。
ベータ崩壊に対する安定性を議論しました。核図表とかハイゼンベルグの谷を勉強しました。自由な(=原子核内に束縛されていない)中性子の寿命は15分。なのに原子核の中では中性子は崩壊せずに存在できるのはなぜかを議論しました。
さらに奇核の安定性、偶偶核、奇奇核についても議論。安定核の隣の同重核は必ず不安定核になることなどを学びました。
核図表は実に興味深いです。原子核として存在する各種は6000個(予想)。そのうち2000個くらいが発見されてますが、安定なのは200個あまりで帯状に並んでいます。安定核より下に位置する各種のほとんどがβ崩壊をして、安定核より上に位置する核はβ+崩壊をします。α崩壊をする核種は右上に位置し、さらにその右上にあるグループは自発核分裂します。