作者の過去
学生時代のアルバイト体験…
自己紹介に代えて



 とりあえず、お金ほしさにいろいろとアルバイトをしてきました。そしてそこでは、貴重な体験をし、社会の縮図を、それもほんの一部ですが、見てくることができました。ここでは、いろいろなバイト先での体験を紹介しながらの、小野の自己紹介をさせていただきます。


その@ 最初のアルバイト アルコール消毒はきっちりと
 高校2年の時、学校ではアルバイトを禁止していたのですが、友達の親父さんが某スーパーに勤めていたのをきっかけに、そのスーパーでのバイトを始めました。配属は、魚売り場の担当。職人さんが切った魚の入ったトレイにラップかけや、まな板、包丁を洗って、アルコール殺菌をしたり、店内の商品を並べ替えたりしました。このとき初めて、日付の古い商品を棚の前のほうに並べることを知りました。年末、大晦日までの1週間のバイトで、お客さんは日に日に殺気だって行くのが怖かった。時給は、確か450円。安かったけれど、初めてもらった給料は、とても嬉しいものでした。

 
そのA スマイル0円、そんな無茶な。
 プータローをしていた頃、長期のアルバイトをしていました。ファーストフードのお店で、ハンバーガーを焼いたり、売り子をしたりという内容です。Mドナルドではないのですが、某大企業が展開していたお店でした。朝の9時前から夕方5時まで、昼飯の時間を除いて立ちっぱなし。そして、昼の時間は、お腹をすかして怒涛の勢いで来店する殺気立ったお客さんと、忙しさとやはり空腹でいらだつ店員とであちこちが一触即発の状態でした。そんな状態でも笑顔を出すというMドナルドの店員はえらい!ただ、夕方前はちょっとすく時間があって、そのとき、勝手にハンバーガーを作ったり、ポテトをあげたりして食べていました、ごめんなさい。日給は、7000円。これで、ポータブルCDプレーヤー、ソニーのD-100(うちゅうVol.16No.4のP3参照)を買い、CD生活が始まりました。


そのB 免許がなくてもOK?
 大学に入って、始めたのが、ガソリンスタンドでのアルバイト。免許もなかったのですが、張り紙を見て、飛び込みました。そこでは、元暴走族の先輩が一番仕事をしていました。当時、免許を持たない私は、ここでとんでもない失敗をやらかします。自宅にも来る新聞の集金係の人が「ガソリン入れて」と来店しました。乗ってきたのは、日本のビジネスバイクの代名詞、スーパーカブ。
 座席を持ち上げて、出てきたキャップを開け、そこにノズルを突っ込んだのですが、ガソリンがほとんど入りません。「何でかなぁ〜?」と覗いていると店長が飛び出してきて、「どこに入れたー!そこはオイルが入っている所だ!」その後、頭が真っ白になった小野は、記憶が消去されています。とりあえず、店長が気づいてくれて良かった。下手したら、爆発してバイクが吹っ飛んでいましたからね…って、シャレにもなりません。時給は600円台。それにしてもよくクビにならなかったものです。



そのC 過酷な肉体労働
 友達から日給1万円で仕事はしないかと誘われたのは、大学1年目が終わる頃。授業の関係でガソリンスタンドの仕事もやめたので、お金がなかった私は、その言葉に、仕事内容をまともに聞かずにOKを出してしまいました。建物の工事をするんだと連れて行かれたのは、山奥の農場のようなところ。で、その仕事とは、ブタ小屋の内装工事でした。
 非常に重たい鉄板運びや、壁にドリルで穴を開け、給排水のパイプやブタのエサを入れるケースを取り付けたりと過酷な肉体労働でした。ちなみに、ドリルで壁をぶち割ったのは内緒の話です。このとき食用ブタを見たのですが、その巨大さと目つきの悪さがとても怖かったです。バイトは1週間ほどでしたが、体がボロボロになってしまいました。


 他にも家庭教師や、塾講師、添削指導等いろいろやってきましたが、ここでは書ききれません。バイトという立場でしたが、それぞれの職場で貴重な体験をすることができました。個人的には、アルバイトの仕事の経験が科学館の仕事の一部に生きている気がします。これからも、さらに精進して立派な(?)学芸員を目指します。今後もよろしくお願いします。



今の私「大人の化学クラブ」で実験中
よろしくご贔屓に

小野トップへ戻る