磁石のテーブルで遊ぶ



この展示装置はカーアクセサリー用の磁気コンパスを約1000個敷き詰めたものです。

できること
1. 磁力線の観察。磁石が1個の場合2個の場合(磁力線の相互作用)。
2. 磁区構造の観察。ターンテーブルを回し磁気コンパス集団全体を回転させると、磁区は形をほとんど変えない。外場(地磁気)にほとんど影響されなないことが分かる。
3. キュリー温度の解説、強磁性体の高温状態・低温状態観察。磁石で磁気コンパス集団をかき乱すことが高温状態に、しばらくして、磁気コンパス集団が安定することが低温状態に対応する。
4. その他、磁壁の移動、ヒステリシスも観察可能と考える。

展示解説文

関連講演
(1)「磁気コンパスで考える宇宙の誕生」,2001年9月22日ジュニア科学クラブ

論文
Y.Soito and K.Yasue: Frontier Perspectives, Vol.10,No.1(2001)28



学会発表:「磁気コンパスによる磁区」,日本物理学会 2002年3月25日,

この展示装置開発の一部は以下の科学研究費補助金(奨励B)の成果による。
平成12年度課題番号:12914022
平成13年度課題番号:13914023