噴水による虹
池の周に沿って小さな噴水が並んでいて、 この噴水の水滴によって虹ができていました。

ところが下の写真をよく見てみると、左が青で右が赤になっています。 虹の一部分しか見えていませんが、虹は右上がりになっていますので、 虹の外側が青で内側が赤ということになります。 しかし、普通の虹は外側が赤で内側が青になっています。


では、このような虹は有り得ないかというと、そうではありません。 「副虹」といって普通の虹の外側にもうひとつかかる虹は、 外側が青で内側が赤になっています。 普通の虹が見えているときにはこの副虹もよく出ているのですが、 副虹は普通の虹よりも淡いので気付きにくいかもしれません。

さて、上の写真の虹が副虹なら色の順序が逆になっていて当然ですが、 それならどこか他に普通の虹(副虹に対して「主虹」といいます)も あるということになります。 そこでよく探してみると、右の方にもうひとつ虹が見えていました。


こちらの虹は、外側が赤で内側が青になっているので、 主虹であることがわかります。

さらに場所を選ぶと、 下の写真のように主虹と副虹を同時に見ることもできました。







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