職場で発行している雑誌「月刊うちゅう」には、毎号、今月の星空を掲載している。
で、そこには、その時期の夜9時と、翌朝3時の星図を載せている。
これは、かなりむかし(15年前とか)に、パソコンプログラムをつくって、描くようにしたものだ。当初は dBASEIIIPLUS というデータベース言語を使った。のちに、PC9801が使えなくなったので、VB2.0 for Windowsに移植した。
いや、正確には、ちょっと違う。図は2枚出力される。
1.星と星座線+らんがいに星座の名前と惑星の名前
2.上にあわせた、天の川のアウトライン
これを重ね、印刷屋に網掛け指示をしていたのだ。
ちなみに、これらは、プリンタの命令セットを直接実行するという
マニアックな方法をとっていた。そのために、パソコンの画面の解像度(640×400とか、1024×768)
の制限ではなく、レーザープリンタの解像度、5000×5000くらいの解像度で出力できた。
月刊うちゅうの星図が、妙にきれいなのは、一部の人たちが知っていたが、そういう努力があったのだ。
あるとき、同僚が、1年分12枚をプリントアウトしたものを全部スキャンし、網掛けをパソコンで塗ってくれた。
惑星は、あとでチョイ書き込みをするという寸法だ。
月刊うちゅうも、かつてはプリント入稿だった。
あるときから電子入稿になり、この画像を使うようになったというわけだ。
だが、変革が訪れた。月刊うちゅうが、フルカラー化となったのだ。
となると、さすがにこれだけ、白黒の図のママというのはみっともない。
で、上の図を fireworks というグラフィックソフトで
(イラストレータとPhotoshopを足して2で割ったようなソフト)加工してみた。
1.色味の変換と、2.主要な星に色づけ とこれだけなら5分くらいの作業だ
しかし、印刷所から「星座線が見えない」というコメントがきた。
白黒反転になると、線がうずもれてしまうのだ。
しかたなく、3.一本一本、星座線をトレースした。でも、これは1時間くらいかかる。
星図は2枚なので、半日仕事になる。はっきりいって泣きたいくらいだ。
星座名もうずもれるといわれたが、もうはんぶんあきらめ
むしろ、主要な星の名前を付加することにした。これはまあ10分くらいの作業。
で、自分が担当ならしょうがないが、他の人に毎月毎月、これをやらせるのはしのびない。
というか、時間の無駄だ。それに、今後のこともある。
一念発起して、上のような画像を生成するプログラムを書くことにした。
VB2010で、 円形全天からー星図のJPEG画像をつくり、保存する。
JAVAでとか、いろいろ考えたのだけれど、日本語の扱いなどの問題がある。
あと、ちょっとやるだけにお金は使えない。最近貧乏だし。
VB2010 EXPRESSを使うことにした。VB。NETは、ちょっとだけいじったことがあるし、
前の星図のプログラムは、当初は dBASEIIIPLUS で描き、そのごVB6.0に移植した経緯もある。
これは、その挑戦の・・・・・というか、わすれそうなので、メモです。