暮らしのなかの化学をたのしもう
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■結晶をつくろう■
実験かんたん度 ★★★★★(とてもかんたん)
どうして?を考える度 ★★(ちょっとむずかしい)
ちゅうい )) じっけんは、かならずおとなの人といっしょにやりましょう。
■はじめに
美しく、かつ、大きなミョウバンの結晶づくりにチャレンジしてみよう。個性的なかたちの結晶ができても、おもしろいから捨てたりはしないで。
■用意するもの
ミョウバン(薬局やスーパーで買えます)
お湯(60℃くらい) コップなど容器 割りばし テグス(糸)
■実験のやり方
その1.まずは、たね結晶をつくる
@ ミョウバンの粉をお湯(60℃、100mlくらい)にとけなくなるまでとかす
(コップの底にミョウバンが残るくらい、飽和水溶液)。
A @にテグスをひたして乾かし、たね結晶をつくる。
たね結晶
もしこんなんができても…
指でつぶして1つだけ残せばだいじょうぶ!
その2.いよいよ結晶をつくる
B @の水溶液の上澄み液(飽和水溶液)を別の容器に移して、Aのたね結晶をつるす。
C あとは、結晶が成長するのを見守る。
紙などでフタも忘れずに。とにかく、そっーと置いておく。
■ポイント
☆ 実験に使う容器などは、きれいに洗っておきましょう
☆ でこぼこ結晶になっても、もう一度お湯にとかせば、何度でもやり直せます
☆ Cでできた結晶をたね結晶として、Bからくりかえすと、大きな結晶が作れます
☆ ミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム12水和物)はスーパーや薬局で買うことができます
■くらべてみよう
・ミョウバン以外でも、塩や砂糖などでも結晶は作れるだろうか?
・大きな結晶を作るためには、どんな工夫が効果的だろうか?
科学館には、「尿素」や「しょう油」の結晶もあります。
■レポートをつくってみよう
結晶の成長の記録(何時間後にどのくらいの大きさになったか)を、写真を使ってレポートしよう。
「くらべてみよう」でわかったことも、写真や図をつかって、わかりやすくまとめてみよう。
■この実験のかいせつ
(岳川有紀子:科学館学芸員)
(2004.12.14.更新)
(2007.09.05.更新)
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