木星に新たに10個の衛星が発見される
ハワイ大学の大学院生シェパードと、ジュイット教授は、昨年12月に木星に新たに10個の衛星を発見しました。これで、木星の衛星の数は合計28個となりました。

シェパードたちは、ハワイ大学の2.2m望遠鏡に広角カメラを使い、木星の近くを捜索してこれらの衛星を発見しました。いずれも木星から離れたところを回る小さな衛星で、軌道は15〜30度も木星の赤道と傾いています。

彼らの見積もりでは、衛星はいずれも非常に暗くので、反射能を勘案すると、大きさは直径5kmの大阪環状線の中に納まる程度です。また、木星からの距離は9個までが2100万km〜2400万km、1個が1300万kmです。ちなみに地球と月の間は38万kmです。

それにしても、このところ木星、土星、天王星などの「遠距離」+「小さな」衛星の発見ラッシュです。柳の下にドジョウは何匹いるのでしょうか。そして、どうしてこのような衛星があるのか、天文学者の追求は続きそうです。

参考記事:スペースフライト Now(英語)

 


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