2004年8月10日の太陽

今日(2004年8月10日)の太陽

2004年8月10日10:43の太陽

 この写真は科学館屋上天文台で撮影した太陽(2004年8月10日10:43)です。

 2日前(8月8日)の太陽像と比較してみてください。
 左下(南東側)の黒点が少し右へ移動し、大きく、3つになっています。

 太陽は約25日間で自転していますが、自転の仕方は太陽の赤道付近と極付近とでずれています (赤道付近の方が早く、極付近の方が約30日と遅い)。 この自転のずれによって太陽磁場が捻じ曲げられ、表面に浮かび上がったものが黒点である、と 考えられています。 黒点が太陽磁場に関係した現象であることは、1908年、アメリカのヘールが発見しました。

科学館の展示場4階には、 数日ごとに撮影した太陽の写真を見られるようにした「変動する太陽」という展示コーナーがあります。 こちらもご覧ください。

●撮影データ:
  日 時:2004年8月10日10:43
  機 材:10cm屈折望遠鏡+NikonD100(直焦点法)
  備 考:印刷用リスフィルムにより減光、シャッター1/800秒、MSペイントにより画像調整
  撮 影:石坂千春(科学館学芸員)

2004.8.10記(石坂

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