新X線観測衛星すざく

「すざく」打ち上げ成功!

 2005年7月10日、宇宙航空研究開発機構JAXAの新しいX線観測衛星ASTRO−E2の打ち上げが成功し、 すざくと名づけられました。
 「すざく」は「はくちょう」「てんま」「ぎんが」「あすか」に次ぐ日本のX線観測衛星です。

 5年前、「あすか」の運用停止に伴い、新しいX線観測衛星ASTRO−Eが2000年2月に打ち上げられるはずでしたが、 M−Vロケットの不具合により失敗、自前の衛星による日本のX線観測は長い空白期間に入りました。

 今回、「すざく」の打ち上げ成功で、1979年「はくちょう」から続く日本のお家芸とも言える宇宙のX線観測に再び灯がともったと言えるでしょう。
 これまでのX線観測衛星は、その独自のアイデアと高度な技術で、ブラックホールの発見や、銀河団ガスの詳細な観測など、 世界をリードする研究を担ってきました。
 朱雀は福を招く宇宙の守護神とされています。 これからどんな宇宙の謎を解き明かしてくれるのか、多くの期待を背負って宇宙を羽ばたいています。


※「すざく」については JAXAのプレスリリース をご覧ください。

2005.7.11記(石坂

【天文・宇宙】の話題
科学あれこれ
ホームページへ