北極星の伴星が初めて撮影された!
北極星[NASA,ESA,N.Evans (Harvard-Smithsonian CfA), and H.Bond(STScI)]

北の三連星!

 北の方角を示す北極星(数年前、ある韓国ドラマで"ポラリス"と呼ばれて話題になった星です)の詳細な写真が公開されました。
 撮影したのはアメリカ航空宇宙局NASAのハッブル宇宙望遠鏡HSTです。

 北極星はこぐま座の尻尾の先にあり、地球からの距離は430光年(約4100兆km)です。 北極星に伴星(ポラリスB)があることは1780年W.ハーシェルによって発見されており、小さな望遠鏡でも見ることはできます(右上写真)。
 主星のポラリスAもさらに伴星(ポラリスAb)をともなっていることは分かっていたのですが、実際に撮影されたのは今回が初めてとなる快挙です(右下写真)。

 主星ポラリスAと伴星ポラリスBの距離は約3兆8千億km、ポラリスAとポラリスAbの距離はたったの32億km(太陽系で言えば太陽−天王星間の距離ぐらい)です。

※原文は英語ですがHSTのプレスリリースをご覧ください。

2006.1.13記(石坂

【天文・宇宙】の話題
科学あれこれ
ホームページへ