月の秤動と立体視

月を立体視する!?

 月はいつも同じ面を地球に向けています。 ですが、わずかにぶれているので、月面の59%を見ることができます。 これを「秤動(ひょうどう)」といいます。

 秤動のために、同じ月齢の月を見ても、海やクレーターの位置が微妙に違っていることがあります。 月の右側がより見えている日と左側がより見えている日を選んで月の写真を並べれば、立体視ができるのではないか!?と思い、やってみました。

 下の写真は右側が2004年11月25日の月、左側が2006年11月4日の月です (ともに月齢はおよそ12.5です)。 撮影日が違っているため、月の色も異なっていますが、右側の月を右目で、左側の月を左目で見て立体視に挑戦してみてください (※近視用メガネをかけている方はメガネを外すと見やすいです)。

月の立体視


 なんとなく立体的に、歪んだ球に見えてくるのは私だけでしょうか・・・?


2006.12.2記(石坂

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