最大光度を迎える金星

金星がものすごく明るくなっています!

昼間の空に見えた金星(2007年7月5日撮影:石坂)  日没時、西の空で大きく目立つ「宵の明星」金星2007年7月11日、最大光度を迎えます。
 最大の明るさは−4.7等級、1等星の160倍ほどの明るさです。

 金星はこれほどまでに明るいので、昼間の空でも(よく晴れていれば)視認できます。 太陽から40度ほど東側に、白い点がみえるでしょうか?(※絶対に太陽光を目に入れないでください
 
 科学館屋上天文台で昼間の金星を撮影してみました(右の写真)。
 金星は今、太陽と地球の間に入り込みつつあり、大きく欠けて見えます。 2007年8月16日内合を迎えますので、日没時の金星は徐々に高度を下げ(太陽からの離角が小さくなり)、2007年7月下旬には見えにくくなります。
 内合のあと、2007年9月からは「明けの明星」として、明け方の東の空に再び姿を現します。

●撮影データ:
 日 時:2007年7月5日16:44
 機 材:科学館屋上天文台10cm屈折望遠鏡+NikonD100(直焦点法)
 備 考:ISO400相当、露出1/1600秒(明るさレベル調整)
 撮 影:石坂千春(科学館学芸員)


2007.7.6記(石坂

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