ロニオス彗星、撮ったど〜!

大阪でロニオス彗星C/2007F1が撮影できた!

 ロニオス彗星C/2007F1は、ローエル天文台地球接近天体捜索プロジェクト(LONEOS)が今年発見したほうき星です。
 今月末に近日点(0.4天文単位;1天文単位は太陽-地球間距離、約1億5千万km)を通過します。
 2007年10月21日現在の地球からの距離は0.8天文単位、明るさは約5等級です。

 大阪の空では見えないかなぁ、と思ったのですが、今日はとてもよく晴れていたので、科学館屋上天文台の望遠鏡でねらってみました。
 望遠鏡を覗いてもどこにあるのか、さっぱり分かりませんでしたが、とりあえずカメラを取り付けて撮影してみると、なんと、それらしいものが写っていました!
ロニオス彗星 (撮影:石坂千春)]

●撮影データ

  • 日 時: 2007年10月21日18:04
  • 機 材: 10cm屈折望遠鏡+Canon EOS Kiss Disital N (直焦点)
  • 備 考: ISO800相当、露出4.0秒 (コントラスト調整)
  • 撮 影: 石坂千春(科学館学芸員)

 たぶん、真ん中に写っているのが、ロニオス彗星です。 コントラストを上げて見たところ、なんとなく上方(北の方)へ尾が伸びているような印象を受けました。
 
 2007年10月21日現在、ロニオス彗星は日没後の西の低空(18時で、高度10度を切っています)にあり、南の方へ移動中です。

※ロニオス彗星については、アストロアーツの記事もご参照ください。

2007.10.21記(石坂

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