マーキュリー・ライジング!

探査機メッセンジャー、水星にアプローチ!

 まるでのように見える右の写真は2008年1月15日、アメリカ航空宇宙局NASAの探査機メッセンジャーが撮影した水星の写真です。
探査機メッセンジャーが撮影した水星([NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington])
 水星にも、月と同じように無数のクレーターがあります。
 この写真は水星から約27000kmの距離で撮影されたものです。 水星を探査機が訪れるのは30年ぶり。 そして、この角度から水星が撮影されるのは初めてのことです。

 ところで水星探査機の名前がなぜ「メッセンジャー(伝令)」なのでしょうか?
 水星の英名はマーキュリー(Mercury)ですが、これはローマ神話における伝令の神メルクリウス(Mercurius)にちなんで付けられた名前です。 水星が太陽からあまり離れず、忙しく行ったり来たりするからです。
 水星探査機は伝令神メルクリウスを訪れるから、メッセンジャー(伝令)なのですね。

●原文は英語ですがNASAのプレスリリースをご覧ください。

※水星は2008年1月22日東方最大離角となり、日没直後の西の低空で見つけやすくなります。

2008.1.16記(石坂

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