はるかかなたの銀河の祖先

望遠鏡はタイムマシン

 ハッブル宇宙望遠鏡HSTが撮影した赤外線画像に、宇宙が誕生して、たった7億年ほどしか経っていないころ(約130億年前)の銀河が写っていました!
左枠の○内が大昔の銀河[NASA, ESA, G. Illingworth and R. Bouwens (University of California, Santa Cruz), and the HUDF09 Team]
 遠くて小さくので形は分かりませんし、明るさは6等星の10億分の1(!)程度だそうです。

 光が空間を進むのには時間がかかります。つまり、遠くを見れば見るほど、より昔が見えてくるのです。 望遠鏡はまさにタイムマシンですね。

 2014年にはHSTの後継機ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡が打ち上げ予定です。 天文学者はより高性能なタイムマシン(望遠鏡)を開発し、銀河誕生の謎に迫ろうとしています。

※原文は英語ですがHSTのプレスリリースをご覧ください。

2010.1.6記(石坂

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