生卵は立つか?

立て!生卵

 科学館にはいろいろな質問の電話がかかってきます。
 先日かかってきたのは、『立春に、生卵が立つ』っていうけどホントですか?でした。

 答えは立春であろうとなかろうと、立つ条件がそろった卵は立つです。

 立つ条件とは・・・卵の殻の凹凸(ザラザラ)がおしりの部分にうまく配置されていて、 (上から見たとき)卵の重心がその中に入ること、です。

 新鮮な卵の方が表面のザラつきが大きく、また気室が小さいので立ちやすいでしょう。 また、生卵は黄身が沈むので、ゆで卵よりは立たせやすいでしょう。
 実際に家で挑戦してみました。

 実験に使った卵

 実験で使ったのは、普通に市販されている10個パックの卵(「瀬戸のさくら」208円:税込み)です。

 さあ、立つか!?

 立った!タネも仕掛けもありません

 4つ目の卵で・・・見事、立ちました!

 慣れや集中力も重要です。先入観をもたずに、「立て!」と念じながら、挑戦してみてください (ただし、卵は食品です。実験に使った卵は無駄にせず、早めに食べるようにしましょう)。


2005.2.9記(石坂

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