うるう秒の挿入

2006年1月1日はいつもより1秒長い


 1日、という長さは地球の自転周期に基づきますが、完璧に24時間=86400秒ではなく、 一定でもないため、現在では精度100億分の1秒という正確な原子時計を基に1日の長さを決めています。

 そして原子時計により計った1日と、地球の自転に基づく1日が0.9秒以上ずれないよう、 不定期に「うるう秒」が挿入されます。

 うるう秒の挿入についてはパリにある国際地球回転観測事業(IERS)から発表されますが、 このたび、2006年1月1日に1秒うるう秒が挿入されることが発表されました。 うるう秒が挿入されるのは1999年1月1日以来7年ぶりのことです。

 今回のうるう秒は2006年1月1日08時59分59秒の後に、08時59分60秒が挿入されることで行われます (世界標準時2005年12月31日23時59分59秒の後に23時59分60秒が挿入されてから、 2006年1月1日00時00分になる)。

 たった1秒、されど1秒。
 少しだけ長い来年の元旦をお楽しみください。

※参考:うるう秒の挿入については情報通信研究機構のプレスリリースもご覧ください。

2005.9.8記(石坂

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