稲光

イナズマの瞬間を撮影!

 2007年5月18日夜、大阪市内は雷雨となりました。

 窓を稲光が照らし、雷鳴で家が揺れるほどでした。
 ちょうど新しいカメラ(Panasonic Lumix-FX30)を買ったところだったので、 もしかしてイナズマの瞬間が写るかも、とビデオモードで撮影してみました。

 2分間程度撮影したのですが、そのうちの2コマに、イナズマが写っていました!

▼写真1. 2007年5月18日22時27分07秒 (大阪市内より北東を望む)

  稲光の瞬間

▼写真2. 稲光の瞬間から0.033秒後

  1/30秒後

▼写真3. さらに0.033秒後

  1/15秒後

 イナズマは一瞬のキラメキです。 ビデオモードの1コマは30分の1秒間隔ですが、その1コマ(写真1)だけに明るく写り、次のコマ(写真2)には細い痕跡しか写っていません。
 でも買ったばかりのカメラで夜のイナズマが写せてとてもうれしくなりました。

 イナズマは少し青みがかった色をしています。 空気中の窒素分子や酸素分子をイナズマの高圧電気(数万〜数百万ボルト)が壊したときに出る光("ネオン"のようなもの)です。
 展示場4階にいろいろな気体に電気をかけた時、どのような色の光が出るか実験できる装置(「スペクトル」)があります。 こちらもご覧になってみてください。


2007.5.19記(石坂

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