今年の夏休みの夜空はみどころがいっぱいです。天気がよかったら天体観察をしてみましょう!
月を見よう
月は毎日形と見える方向が変わり、とても観察しがいのある天体です。また、2007年8月28日には皆既月食が起きます。
月の観察のポイント
- いつどちらの方角に月が見えたか
- 時間とともに月はどのように動いたか
- どんな形の月が見えたか
- 月の模様はどんなだったか
月の見え方や動きを観察する時には、周りの地形と方角も一緒に観察して記録(スケッチ)しましょう。
月の形や模様を記録する方法には、スケッチと写真があります。
双眼鏡を使うと観察がしやすいでしょう。
双眼鏡を使うときは三脚に取り付けると手ブレをしない上に両手が空くので便利です。
また、双眼鏡ののぞき口(接眼部)にコンパクトカメラのレンズを当てると、月の写真を簡単に撮ることができます。
今年の夏休み中で月が観察しやすい日は8月15日〜31日です。
それ以外の日には、どう見えるのか、なぜ見にくいのかも考えてみましょう。
※参考:月の形の変化
皆既月食を観察しよう
日本では久しぶりの皆既月食が2007年8月28日の夕方に起きます。
とても見やすい時間帯なので、ぜひ観察してみてください。
観察の仕方は、上の「月を見よう」と同じです。
時間帯
- 欠け始め: 月の出時(18:28)にはすでに皆既に近い状態です
- 皆既始め: 18:52
- 食の最大: 19:37(食分1.48)
- 皆既終了: 20:22
- 食の終了: 21:23
惑星を見よう
惑星には見やすいものと見にくいものとがあります。
今年の夏休みは、木星(午後9時ごろ、南西の空)と火星(未明、東の空)が比較的見やすくなっています。
を観察してみましょう。
流れ星を見よう
8月13日前後の夜は「ペルセウス座流星群」の極大となっています。
今年は月あかりもなく、条件は最良です。晴れていれば1時間に10個ほど流れ星が見えるでしょう。
8月13日午前2時頃がもっとも多く流れる時間帯ですが、その前後の日や時間にも流れています。
- (何時に)いくつ流れたか
- どちらの方角に流れたか
- 色や明るさはどうだったか
記録してみましょう。
観察する時は望遠鏡や双眼鏡などの道具は必要ありません。
ボーっとのんびりと、ひろく空を眺めてください。
望遠鏡をつくろう
100円ショップで手に入る身近な材料を使って、望遠鏡を作ることができます。
作り方はこちらをご覧ください。
また、望遠鏡についてはプラネタリウム「望遠鏡で星を見よう」もご覧ください(投影は8月31日まで)。
※天体観察をするときの注意:「こよみハンドブック」の「天体観察の方法」もご覧ください。
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