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日時計アルバム


兵庫県立西はりま天文台公園
兵庫県佐用郡佐用町(2003年3月撮影)
兵庫県立西はりま天文台公園にある日時計なのですが、ノーモンがありません。 なんと自分がノーモンになって、自分の影が時刻を指し示すという日時計です。 ノーモンが傾いていない代わりに、立つ位置と時刻の指標の位置を工夫することで、計算上、正確に時刻を表示することができます(均時差の補正は必要)。 立つ位置は足元に書いてあり、日付によって前後します。 また、時刻の指標は楕円形に配置してあります。
横にある解説板によると、同志社大学の宮島先生が考案されたそうです。

男鹿半島 入道崎
秋田県男鹿市(2002年7月撮影)
日本海に突き出した秋田県・男鹿半島北西端の入道崎に、石造りの日時計がありました。 日時計の裏の解説板にも書かれていますが、入道崎には北緯40度線が通っていて、この日時計は北緯40度のモニュメントのひとつになっています。 そのため、日時計の左右には「北緯40度の地 男鹿国定公園 入道崎」と日本語英語で書いてあり、ノーモンの下には世界地図も描いてあります。
台風が日本に接近していたため、風が強く雨も降ったりやんだり…。 影ができるどころではありませんでした。

宮沢賢治記念館
岩手県花巻市(2002年7月撮影)
宮沢賢治記念館の下にある「ポランの広場」という庭園の日時計。 南斜花壇という斜面の花壇とこの日時計花壇は、宮沢賢治の設計とのこと。 しかし、この日時計はノーモンが垂直に立っています。 あいにくの天気で影はできていませんが、これでは時計としての役割はちゃんと果たしませんね。

第二神明道路 明石サービスエリア
兵庫県明石市(2002年4月撮影)
阪神高速神戸線の西につながる第二神明道路の明石サービスエリアにある日時計。 ノーモンの長さは6mもあり、その根本の黒い部分は太陽を、そのまわりの白い部分はコロナをイメージしたということです。
横にある解説板には、「日時計の針(柱)と時刻盤は春分の日(秋分の日)を基準に配置しています」とあります。 これはたぶん均時差のことを書いているのでしょうが、均時差が0になるのは春秋分ではありませんし、春分と秋分で均時差は一致しませんね。