暈の一番上の部分や一番下の部分が明るくなり、そこから両側へのびているものを「タンジェントアーク」と言います。
暈よりも虹色に分かれるので、暈の上下の部分だけが虹色がはっきりしているように見える場合もあります。 暈の上の部分に見える方を「上部タンジェントアーク」、下の部分に見える方を「下部タンジェントアーク」と言い、上部タンジェントアークはよく見られますが、下部タンジェントアークはあまり現れません。 タンジェントアークは太陽の高度によって形が大きく変化し、太陽の高度が低い時の上部タンジェントアークは下に凸ですが、太陽高度が30〜40度でほぼ水平になり、太陽高度がそれ以上では上に凸の形になります。 さらに太陽高度が非常に高いときには、上部タンジェントアークと下部タンジェントアークがつながって楕円形にになります。 このような場合には「外接ハロ」と呼びます。 |