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サイエンスミュージアムの吹き抜け | 007のアストンマーチン | おおっ、ハッキネンがつぶしたマシン |
リッチなインテク
次の日に訪れたのはロンドンの南西約30kmほど離れたウエストミンスターにある、インテク(INTECH)というサイエンスセンターでした。そのあたりは、イギリスでも豊かな地域らしく、企業や大学約230団体がいろいろな形で館をサポートしてくれるそうで、運営体制や設備に関して、とても充実していました。インテクの展示は、一部デザインは外注するそうですが、ほとんどを5人の職員で製作するそうです。展示物の大きさなどが、パッケージング化されており、また他の設備などともバランスが取れているので、館内が非常にすっきりと、そして気持ちのいい空間に仕上がっていました。訪れた日は小学生が来ていました。
5〜6人のグループに別れ、それぞれに館の職員や先生がついて、展示物を見て回り、ワークシートを埋めていました。学校で事前にインテクの内容を予習して、さらに展示場で確認、そして学校に戻って復習と熱心に学習するそうです。教育センターとしてとてもよく機能しているばかりでなく、町の人たちもとても誇りを持っているとの話でした。
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インテクの工房。展示は自作する。 | 展示で戯れる子供たち |
旧ビール工場 Making it!
メーキングイットは、ロンドンから約250km離れたマンスフィールドという小さな町にあるディスカバリーセンターです。ガイドブックにも町の紹介がなく、どんなところかと思ったのですが、こじんまりとしたイギリスのきれいな田舎です。ここの展示は、科学だけではなく、ビジネス、設計といったものを取り上げていました。ですから、展示もどうしたら商品を効率的にパッケージングできるか、おいしい飲み物をつくるにはどうするかなどといった、ユニークな展示がありました。いずれもイギリスの学校のカリキュラムに則ったものだそうです。
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メーキングイットの展示。かなりファンキー | 携帯電話のデザインをしているところ |
訪れたときには、小学生が熱心に、製図をしたり、ビジネスのやり取りを映しているビデオを見たり、実験工作を行っていました。
マンスフィールドでは、日本人が珍しいらしく、昼食をごちそうしていただいたり、地元新聞社が、私たちの来訪を記事にするといったおまけまでありました。
イギリスでは、他にも訪れた館がありますが紙面の都合で割愛します。今回は、博物館だけでなく行った国々の事情も興味深く、やっぱり世界は広いわ!と勉強になった旅でした。
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