学芸員の展示場ガイド@大阪市立科学館

撮影・編集:永原達哉  助手:宮内絵美、山路はるか、他




  磁石 電気 宇宙 化学 素粒子・原子核 プラネタリウム その他

展示 概要 解説 レポーター 公開日


偏光ステンドグラス 科学館の入り口の上にある「偏光ステンドグラス」。そのまま見ると何も見えないのに、展示場の何ヶ所からは、星座の絵が見えます。どうしてなのでしょうか。 長谷川 能三 倉茂幸永 151026
おおがたまんげきょう 今年(2016年)は、スコットランドの科学者ブリュースターが万華鏡を発明してからちょうど200年目の万華鏡イヤー。今回は科学館で展示している大きな万華鏡を紹介します。 大倉宏 上野美子 160422


カオティック振り子 大きな振り子に3つの振り子をぶらさがっているだけ。これがとても面白い動きをする。同じ動きを再現するのはまず無理、カオスです。 斎藤吉彦 佐藤由梨 150825
振り子ウェーブ1 長さの異なる振り子を並べて振らせると?正面から観察 斎藤吉彦 宮内絵美 160409
振り子ウェーブ2
長さの異なる振り子を並べて振らせると?側面から観察 斎藤吉彦 宮内絵美 160409
かぜのいたずら
おどるふうせん
ボールをうかそう
風はものを吹き飛ばします。が、それだけではありません。風のふしぎな力を見 てみましょう 斎藤吉彦 阿部慶子 151220
ぐるぐるカプセル カプセルをぐるぐる回すと中のボールたちはどうなる? 石坂千春 - 151015
グライダー グライダーは、細長い主翼を持ってます。このグライダーの主翼の長さは、胴体の2倍もあります。自ら推進する機構を持たないため、空気抵抗を小さくし、大きな揚力を得るためです。 大倉宏 今谷恵美子 160930
どらドラ!? ドラをたたくと大きな音がします。さわるとビリビリし、前に立つと体が震えます。これは音を「感じる」展示です。 石坂千春 平田芳史 161205
Tam Tam This Tam-tam or a chau gong shows what the sound is.Ask the science guide to hit the gong and you can feel the sound wave. 石坂千春 平田芳史 161205
磁石

磁石の花 とても強い磁石で針金の花が咲きます 斎藤吉彦 渡部真知子 150823
方位磁石結晶 方位磁石を多数規則正しく並べると、並べ方によって全く違った模様が現れる。南部陽一郎博士(2008年ノーベル賞受賞)にいただいた宿題を展示にしたもの。「磁石のテーブル」が進化した展示。 斎藤吉彦 平田芳史 151022
磁石のテーブル 2008年、南部陽一郎博士は「自発的対称性の破れ」という概念の提唱でノーベル物理学賞を受賞。その概念を方位磁石 1000個で観察する。 斎藤吉彦 平田芳史 151019
てんねんじしゃく 天然に産出される石が磁石になっている。磁鉄鉱です。 斎藤吉彦 平田芳史 150918
磁石の力 強い磁石です。鉄がくっついてなかなか離れない。では、ほかの金属は?それから、磁力線も見える。 斎藤吉彦 阿部慶子 150829
磁石のいす 大型ネオジム磁石の反発をクッションに利用したいす。 斎藤吉彦 和田成伍 160307
永久磁石式リターダー 永久磁石を使ったブレーキ。大型車などに使われる。 斎藤吉彦 和田成伍 16307
磁力が見える 超強力磁石の周りに生じている磁力線を解説者が自慢する独自の方法で見ます。 斎藤吉彦 倉茂幸永 160530
電気

電波が見える? 1888年にヘルツが電波を発見した実験の再現 斎藤吉彦 大橋 勝 150811
じしゃく アルミは磁石につかないのに磁石で動く? 斎藤吉彦 小幡将之 150730
不思議な金属板 アルミ板が電磁石で妙な動きをする 斎藤吉彦 春井明子 150730
回転たまご 銅でできたたまごが回転する 斎藤吉彦 相阪あゆみ 150730
トランス スイッチをオンオフした瞬間だけ電気が流れる。1831年にファラデーが発見した現象で、発電の原理に気づくきっかけとなった実験 斎藤吉彦 岡崎紀子 150729
飛び出すコード 1821年のファラデーの大発見を体験。磁石のそばで電線に電気が流れると電線が動く。 斎藤吉彦 竹浦雅美 150606
北はどっち? 1820年のエールステッドの大発見を体験。電線に電気を流すと、そばにある磁石が動く。 斎藤吉彦 竹浦雅美 150606
磁力線を見ようA ファラデーが発見した発電の原理を体験します。磁場が電気を作ります。発展編 斎藤吉彦 岡崎紀子 150829
磁力線を見よう@ ファラデーが発見した発電の原理を体験します。入門編 斎藤吉彦 岡崎紀子 150827
金属がジャンプ コイルに大電流を流すと、金属がジャンプします。 斎藤吉彦 和田成伍 160306
アルミが粘る 磁石につかないはずのアルミが強力磁石のそばで粘りついたような動きをします。手でアルミを動かして粘りを確かめることもできます。 斎藤吉彦 和田成伍 160419
送電鉄塔 科学館には、本物の部材でくみ上げた3万3千ボルト鉄塔があります。今回はこの送電鉄-塔を解説します。 大倉宏 石井敏秀 160422
人間電池 2種類の金属板と私たちの体を使って、電池の仕組みを知ることができる展示の紹介です。一番簡単な電池の仕組みを、自分だけでも、友達と手をつないでも体験できます。 小野昌弘 石井敏秀 160526
火力発電 火力発電は、石油、石炭、天然ガスなどを燃料にして発電します。いずれも炭酸ガスを出してしまいますが、天然ガスは、効率が高く、炭酸ガスの排出量が他と比べ少ないと注目されています。 大倉宏 大橋勝 160712
宇宙

宇宙・地球を
つくるもの(隕石)
宇宙からやってくる隕石。まずは本物の隕石をさわってみましょう。そして、手のにおいをかいでみると…鉄のにおいがします。鉄が含まれる隕石や地球の石に似た隕石、いろいろ観察してみましょう。 飯山青海 森岡啓二 151214
宇宙服 宇宙服には、宇宙空間の危険から身を守るための最新の化学繊維がたくさん使われていま-す。世界中に宇宙服の展示はありますが、化学コーナーにあるのは大阪だけ。化学の進化-のおかげで宇宙にも行ける、そんな時代なのです。 岳川有紀子 福田真実 151118
私たちの銀河系、宇宙の大規模構造
私たちが住んでいる「天の川銀河」(銀河系)を直径4mのゲートにしてあります。くぐ-って、太陽系を探してみてください。 石坂千春 石井敏秀 160428
くらべてみよう
星までの距離はどうやったら測ることができるのでしょう?この展示で星の距離を測る原理を体験してみてください。 石坂千春 石井敏秀 160526
日本の科学衛星(M-Vロケット) M-V(ミューファイブ)ロケットは、日本が開発した、世界最大の固体燃料ロケットです。はやぶさもこのロケットで打ち上げられました。展示しているのは5号機の10分の-1の模型ですが、細部もこだわって作られています。その見どころをご紹介します。 渡部義弥 石井敏秀 160531
惑星の風景 20万分の1で、3つの惑星の4つの場所を切り取った立体模型です。地球は大阪湾付近、金星はシフ山という火山、火星はカセイ谷とクリュッセ平原を見ています。大阪湾と比べると、それぞれの地形のすごさがよくわかります。さわれますから、ザラザラとかつる-つるという感じでも雰囲気がわかりますよ。 渡部義弥 石井敏秀 160531
小惑星探査機「はやぶさ」 小惑星探査機「はやぶさ」に関連する資料について、はやぶさの地球帰還観測に携わった飯山学芸員が解説します。 飯山青海 梶山紀子 160907
古代の宇宙観1
古代の人は、宇宙をどう考えていたのでしょうか。いろいろあるなかで、よく似た模型二つがならぶ、古代中国の宇宙観をご紹介します。 渡部義弥 阿部慶子 160909
化学

宇宙・地球を
つくるもの(隕石)
宇宙からやってくる隕石。まずは本物の隕石をさわってみましょう。そして、手のにおいをかいでみると…鉄のにおいがします。鉄が含まれる隕石や地球の石に似た隕石、いろいろ観察してみましょう。 飯山青海 森岡啓二 151214
自然が作るにおい 私たちは、木や草が持っている化学成分をよい香りとして楽しんできました。この展示では、いくつかの香木などを紹介しています。 小野昌弘 原口美加 151128
宇宙服 宇宙服には、宇宙空間の危険から身を守るための最新の化学繊維がたくさん使われていま-す。世界中に宇宙服の展示はありますが、化学コーナーにあるのは大阪だけ。化学の進化-のおかげで宇宙にも行ける、そんな時代なのです。 岳川有紀子 福田真実 151118
舎密局
(せいみきょく)
明治2年に大阪に化学等を系統的に学べる学校が開校したことについて紹介しています。 小野昌弘 福敬二 151021
ニギルト電池 電池のしくみを簡単に体験できる展示です。2種類の金属をぎゅっとにぎることで電池が-できて、電子オルゴールの音が聞こえます。 小野昌弘 辻尾真美 160114
いろいろな元素 この世界にあるものは、全て原子からできています。原子の種類を表すのが元素名ですが、その元素の実物を並べた周期表について、元素の並び方の順番などについて紹介します。 小野昌弘 倉茂幸永 151026
ベークライト 合成プラスチック「ベークライト」
世界初の実用的な合成プラスチックが発明されたのは1907年。現代とくらべると、プ-ラスチックの価値観も違い、最先端で流行の新素材でした。
岳川有紀子 上野美子 151226
吸水性ポリマー 水を吸収するプラスチック、吸水性ポリマー 岳川有紀子 村上真紀 151019
シェラック 虫が作るプラスチックを紹介します。 岳川有紀子 倉茂幸永 150909
金属とその利用(金) 金属のなかで、皆さんが大好きな「金」についての解説ビデオです。当館で、展示している大判を紹介しながら金の特徴などについて解説しています。 小野昌弘 松原倫子 160422
人が作るにおい 人工的な化学反応で作られた香料を展示している、「人が作るにおい」
これらが、食品や香水などにも使われます。この展示の「嗅ぎどころ」と簡単な解説です
小野昌弘 石井敏秀 160427
鉱物いろいろ たくさん展示している鉱物の中から、黄鉄鉱の結晶を中心に、見どころを紹介します。結晶は、自然に決まった形になる性質があります。自然にできる「形」に注目してみましょう。 飯山青海 相阪あゆみ 160517
人間電池 2種類の金属板と私たちの体を使って、電池の仕組みを知ることができる展示の紹介です。一番簡単な電池の仕組みを、自分だけでも、友達と手をつないでも体験できます。 小野昌弘 石井敏秀 160526
ボーイング787 新しい飛行機ボーイング787には、炭素繊維強化樹脂が約50%使われています。軽いのに強い炭素繊維のおかげで燃費もよくなりました。本物のボーイング787の機体の一部で、化学と飛行機の進化をご紹介します。 岳川有紀子 徳岡麻子 161224
Boeing 787 Boeing 787 contains about 50% of carbon-fiber-reinforced polymer in its weight. The development of chemistry has given the airplane higher performance. 岳川有紀子 徳岡麻子 161224
素粒子
原子核

大阪とノーベル賞 日本最初のノーベル賞は湯川秀樹。その仕事は京都ではなく大阪で、それも大阪市立科学館が建っているこの地でなされたのです。 斎藤吉彦 松原倫子 160730
宇宙線を見る 宇宙からは、宇宙線という目で見えない粒子が降ってきています。これを見ることが出来-る装置を紹介します。 江越航 阿部慶子 151119
宇宙線・放射線 GM管で自然放射線とウラン鉱石から出る放射線を検出する。また、大阪市立大学が宇宙線を観測するのに用いた霧箱を紹介。 斎藤吉彦 和田成伍 1511112
コッククロフト・ウォルトン型
加速器(後編)
日本最初の加速器である大阪大学のコッククロフト・ウォルトン型加速器。この装置で当-時どのような研究が行われたのかを解説します。 大倉宏 谷田容一 160115
コッククロフト・ウォルトン型
加速器(前編)
日本最初の加速器である大阪大学のコッククロフト・ウォルトン型加速器。この加速器の-しくみ、構成となぜそれが大阪市立科学館にあるのかを解説します。 大倉宏 小幡将之 160115
ニュートリノを探る 2002年と2015年 のノーベル物理学賞関連の資料、光電子増倍管を通して受賞対象となった観測を簡単に説明。一つは1987年に超新星の爆発によるニュートリノを世界で最初に観測したもので、もう一つは1998年 にニュートリノに質量のあることを証明したもの。 斎藤吉彦 大角泰史 151016
霧箱 大阪市立科学館の霧箱は国内最大級の大きさを誇ります。自然界にある放射線(α線とβ-線)が良く見えます。 大倉宏 平田芳史 151226
磁石のテーブル 2008年、南部陽一郎博士は「自発的対称性の破れ」という概念の提唱でノーベル物理学賞を受賞。その概念を方位磁石 1000個で観察する。 斎藤吉彦 平田芳史 151019
プラネタリウム

カールツァイスU型プラネタリウム(前編) 日本で初めて導入されたプラネタリウム「カールツァイスU型」の解説の前編。機械の歴-史を紹介します。 嘉数次人 武中里穗 160211
カールツァイスU型プラネタリウム(後編) 日本で初めて導入されたプラネタリウム「カールツァイスU型」の解説の後編。機械の機-能を紹介します。 嘉数次人 村上真紀 160614
その他


原始人とアインシュタイン 科学の歴史のコーナーを原始人とアインシュタインが迎えます。人類は太古の時代から自然現象を観察し、その知見を積み重ねてきました。これを体験するコーナーの入り口です。 斎藤吉彦 相阪あゆみ 160923
学天則 東洋初のロボットといわれる「学天則(がくてんそく)」を復元したものが、科学館に入ってすぐのところにあります。前編では、その名前や意匠にどのような意味があるのかを解説します。 長谷川 能三 小幡将之 161215